
ブライトンで開催された労働組合会議で、UNISON副会長のデビー・ローデン氏は、内務大臣シャバナ・マフムード氏が提案した「低技能」職種の永住権(ILR)取得までの資格期間を5年から15年に3倍に延長する案を強く非難しました。この計画は先週リークされ、今秋に二次立法として提出される見込みで、現在スキルドワーカービザで働く約16万人の医療助手、看護補助員、介護職員に大きな影響を与えます。UNISONのフェアビザキャンペーンは、永住権取得までの期間延長が人材の流動性を高め、NHSや介護事業者が11万人を超える求人に対応できなくなると警鐘を鳴らしています。また、同組合は介護労働者が特定のスポンサー企業に縛られる「縛りビザ」制度の廃止も求めており、未払い残業やパスポートの取り上げが広く行われている証拠を挙げています。雇用主にとって、ILR取得のタイミングは外国人労働者が移民技能料の免除対象となる時期を決め、1人あたり最大5,000ポンドのコスト削減につながります。待機期間が倍増すれば、介護やホスピタリティ業界の人件費は数百万ポンド増加する可能性があります。人事部門は2040年までの最悪のスポンサー費用を試算し、規制案が流動的なうちに業界団体を通じてロビー活動を行うことが推奨されます。人材の流動性の観点からも、永住権取得までの期間が長引くことは海外の候補者が英国での勤務を敬遠する要因となり、カナダやオーストラリアといった3年で永住権が得られる国との人材獲得競争を激化させる恐れがあります。社内異動を活用する企業は、代替の派遣体制や現地採用パッケージの準備を進める必要があります。
出典: UNISON