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加重賃金制H-1B抽選が施行、2027年度キャップシーズンに変革もたらす

2月 28, 2026
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加重賃金制H-1B抽選が施行、2027年度キャップシーズンに変革もたらす
長年議論されてきたH-1Bキャップ抽選の大幅見直しが、2026年2月27日に正式に施行されました。国土安全保障省の新しい「加重選択」ルールにより、これまで30年間続いてきた完全ランダム抽選が廃止され、オンライン登録ごとに労働条件申請書の賃金レベルに応じて1~4枚の仮想「チケット」が割り当てられる方式に変わりました。レベルIVの賃金オファーは4枚、レベルIIIは3枚、レベルIIは2枚、レベルIは1枚となり、高賃金のポジションは最大で4倍当選確率が高まります。

USCISの担当者は、この変更が議会の意図に沿い、高度なスキルと高賃金の労働者を優遇し、低賃金の大量登録を行う人材派遣会社の悪用を抑制すると説明しています。企業にとっては、2026年3月のFY2027登録期間に向けて予算や人材計画の見直しが急務となります。テクノロジーや金融の大手企業はすでに求人情報や労働条件申請書の調整を始めており、複数のフォーチュン500企業はエントリーレベルの賃金を15~20%引き上げてレベルIIIに達するよう動いています。

加重賃金制H-1B抽選が施行、2027年度キャップシーズンに変革もたらす


移民法専門家は、中小企業に対しては費用対効果の分析を推奨しています。高い賃金を先に支払う方が、複数の申請を行ったり後でL-1「新規事務所」転勤を利用したりするよりもコストが抑えられる可能性があるためです。特にインドや中国のSTEM分野の外国人候補者にとっては厳しい状況で、シリコンバレーのレベルIソフトウェア開発者の当選確率は10%未満に落ち込む一方、レベルIVのオファーなら40%近くに達する見込みです。米国の主要大学の学生支援部門では、OPT参加者向けの賃金交渉ワークショップが急増し、キャップギャップ保護の確保を目指す動きが活発化しています。

一方、中規模のアウトソーシング企業や非営利団体Compete Americaなどの批判派は、このルールが全体のビザ数を増やさずに「人工的な賃金インフレ」を引き起こす恐れがあると警告。最低賃金の算定方法に関する訴訟や、初期キャリア労働者への不利益な影響も懸念されています。USCISは、すべての有効な登録に当選の可能性は残ること、また不正な賃金水準の申告は厳しく監視されると反論しています。

実務面では、企業は直ちに賃金レベルの監査を行い、3月の登録ポータル開設前にUSCISの企業アカウントを更新し、2月27日以降に発行するオファーレターは申告した賃金レベルと一致させるよう採用担当者に周知する必要があります。数字の不一致は追加資料要求(RFE)や後の取り消しにつながる恐れがあります。FY2026の選考には遡及的影響がないため、企業は米国史上初の加重抽選に向けて短期間で戦略を見直すことが求められています。
出典: VisasUpdate

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