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新データが示すティチーノ州の国境越え労働力の異なる動向

7月 23, 2026
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新データが示すティチーノ州の国境越え労働力の異なる動向
2026年7月22日に発表された最新データによると、スイスのイタリア語圏ティチーノ州の労働市場は冷え込みを見せている。一方で、国内の他地域では外国からの通勤者数が過去最高を更新し続けている。FrontalieriTicinoの分析によれば、2026年第1四半期末時点でティチーノ州の活動中の国境労働者(G許可保持者)は78,562人で、前四半期比0.2%減、前年同期比0.5%減となった。これに対し、連邦統計局は全国で413,000人の国境越え労働者を記録し、2025年比で1.9%増加している。

この減少は、ティチーノ州のサービス業や軽工業が低コストのイタリア人労働力に依存してきた10年にわたる成長傾向に一旦歯止めをかける形となった。経済学者は、この停滞の要因として、2024年に導入された最低賃金の引き上げ、スイスフランの高騰によるイタリア賃金優位性の減少、そしてパンデミック後に一部のバックオフィス業務が北イタリアに再移転したことを挙げている。

対照的に、バーゼルやチューリッヒ周辺の製薬・テクノロジークラスターは好調で、フランスやドイツからの通勤者を引き続き惹きつけており、これが全国的な増加を支えている。

新データが示すティチーノ州の国境越え労働力の異なる動向


ティチーノ州の雇用主にとっては、採用環境の厳しさを示す数字だ。人材紹介会社は、求人の充足までに時間がかかり、CNC加工や高齢者介護など専門職の給与が上昇圧力を受けていると報告している。シフト勤務に依存する企業は人員計画の見直しや、州が提供する自動化促進や特定技能研修補助金の活用を検討すべきだ。

また、モビリティ管理の観点からは、G許可の割当状況を注視する必要がある。EU/EFTA市民に対するG許可の割当枠は無制限だが、労働者数の持続的な減少は、2020年の「新国境労働者協定」、特にスイスの源泉徴収税をイタリア国境自治体に再分配する収益分配方式の見直しを求める政治的議論を引き起こす可能性がある。

複数州で事業を展開する多国籍企業は、スイス全体の人員動向をティチーノ州にそのまま当てはめることを避けるべきだ。現地の労働市場調査、報酬ベンチマーク、イタリア語によるオンボーディングは、スイス南部の玄関口であるティチーノ州での人材確保に不可欠である。
出典: FrontalieriTicino

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