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カンタス航空、2027年10月にシドニー〜ロンドン間22時間ノンストップ「プロジェクト・サンライズ」便を開始へ

6月 22, 2026
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カンタス航空、2027年10月にシドニー〜ロンドン間22時間ノンストップ「プロジェクト・サンライズ」便を開始へ
カンタス航空は長らく期待されていた超長距離路線戦略を具体化し、2026年6月21日にシドニーとロンドンを結ぶ初の直行便が2027年10月に就航すると発表しました。「プロジェクト・サンライズ」と名付けられたこの路線は、約1万7,000キロを約22時間で結び、シンガポール航空のシンガポール-ニューヨーク便を抜いて世界最長の定期便となります。

この発表は、パンデミック前から始まり、オーストラリアの国境閉鎖期間中に一時中断されていたキャビン設計、乗務員の疲労対策、商業モデルの検証を経てのものです。カンタスのCEOヴァネッサ・ハドソン氏によると、同社は特別仕様のエアバスA350-1000ULRを12機発注しており、各機は中央燃料タンクを増設し、4クラス制でわずか238席に抑えた低密度レイアウトを採用しています。通常のA350-1000の350席超と比べて座席数を減らすことで、乗客がストレッチや水分補給、時差ボケ対策ができる専用の「ウェルネスゾーン」を設けています。

シドニー大学チャールズ・パーキンスセンターとの共同研究に基づき、機内の照明や食事のタイミング、運動プログラムが設計され、快適なフライト体験を提供します。

ネットワーク面では、プロジェクト・サンライズは時間を重視するビジネス層と高収益のレジャー客という2つの重要セグメントを狙っています。ロンドンへの直行便により、シンガポールや中東での乗り継ぎが不要となり、総所要時間が約3時間短縮されるほか、トランジットビザや乗り継ぎ失敗のリスクも解消されます。カンタスは、オーストラリアの資源・コンサルティング企業と最終調整を進めており、競合の1回乗り継ぎ便より10~20%高い運賃にもかかわらず、プレミアムキャビンの需要を新路線に誘導する見込みです。

カンタス航空、2027年10月にシドニー〜ロンドン間22時間ノンストップ「プロジェクト・サンライズ」便を開始へ


この動きは、高金利環境や依然として厳しい労働市場の中でも、オーストラリアのプレミアムなインバウンド需要に対する自信の表れといえます。シドニー空港はA350-1000ULRの重量に対応するため、3つのA380用ゲートを改装し、ヒースロー空港のターミナル3はカンタスと協力して早朝到着便の深夜制限緩和を延長する予定です。

貨物業界も注目しており、乗客仕様のため貨物スペースは限られるものの、スピードの速さから時間厳守の医薬品やハイテク製品の輸送に魅力的なルートとなる可能性があります。

カンタスはロンドン便が軌道に乗った後、2028年初頭にシドニー-ニューヨークの直行便を開設し、シカゴやケープタウン路線の追加も検討中としています。アナリストは、中東やヨーロッパの上空通過許可の簡素化など政府の支援が最後の課題と指摘しますが、COVID前の試験飛行の実績から大きな障害は予想していません。

オーストラリアの企業にとって、パラマッタからピカデリーまでの22時間の直行便は、取締役会の開催をぐっと身近にする存在となりそうです。
出典: HuffPost España

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