
ロンドン・ヒースロー空港に到着する長距離便の乗客数百人が、日曜日に到着ホールで最大3時間も足止めされる事態が発生しました。午後のピーク時にわずか6台の電子ゲートしか稼働していなかったためです。乗客たちはSNSで「入国審査官の姿がまったく見当たらない」と不満を訴え、一部の親は赤ちゃんをターミナルの床に寝かせながら入国手続きを待つ状況となりました。公共・商業サービス労組(PCS)は、直前の病欠が、グラスゴー発のコモンウェルスゲームズのチャーター便増便による異例の大量到着と重なったと報道陣に説明しました。これは完全なストライキではなく、2023年クリスマスの大規模なストライキ後に策定されたヒースローの緊急対応計画もほとんど発動されませんでした。ビジネス利用者にとっては、英国の入国自動化システムのアップグレードが大会前の完了予定から遅れていることを改めて認識させる出来事となりました。ターミナル2の32台の新型生体認証ゲートのうち、稼働しているのは半数のみで、内務省の別の「ウォークスルー」顔認証試験もスタッフテスト段階を超えていません。航空会社は、到着時間の分散について事前の通知がなく、エジンバラ、マンチェスター、欧州大陸のハブ空港への乗り継ぎに支障が出たと訴えています。ヒースロー空港は政府に対し、400人の追加季節労働者の訓練とセキュリティクリアランスの迅速化を求めており、8月は北米からの直行便が最も多い時期であると警告しています。一方、PCSはシフトパターンや週末手当を巡る労使交渉が解決しない限り人員流出が続くと反論し、8月6日にACASでの協議が再開される予定です。実務的なアドバイスとして、今後2週間以内にヒースローを経由する企業の役員は、乗り継ぎ時間を長めに設定し、対象者はA1ビザのファストトラックサービスを検討、またターミナル間の移動時には電子ゲートが使えない場合、再度入国審査列に並ぶ可能性があることを周知すべきです。